香港・マカオ旅行記 1日目

旅行当時のレート:1香港ドル=約10円

出発準備

ビザの延長のため、台湾から何処か国外に出なくてはならない。
日本には11月に帰ったので何処か他のとこが良い。
でも安く。
で、香港かフィリピンの2択となる。

日本にいる他力組の2人と連絡を取り、香港に行くことに決定!!

が、2週間前に一人、1週間前に一人と、「もう有給が残ってない」「プロジェクトが回らない」「社畜ですから」「いつもなら暇なのに」などと言い訳の数々を残して、ドタキャンされる。

”放鴿子”
中国語でドタキャンの意。

結局一人旅。
一人旅は話し相手がいないし、旅先で知らん人とすぐ仲良く慣れる性格じゃないから好きじゃないのだ。

仕方ない。
香港の前知識がない。
資料を買ってこよう。

深夜特急

沢木耕太郎の深夜特急の香港マカオ編をSOGOに入ってる日本の本屋さんで買ってしまう。
読もう読もうと思って読んでなかったので読むなら今しかない。

深夜特急で得た知識。

☆香港
 ・重慶大厦(チョンキンマンション)
 ・廟街(男人街)
 ・アバディーン(香港仔)

☆マカオ
 ・カジノで大小やる

これだけ。。
香港はともかく、マカオのことなんてもう、カジノで大小というギャンブルで熱くなってダメ人間っぽくなったことしか書いてない。
カイジ読んでる気分だ。

夜中にそーいえば映画「恋する惑星」も香港舞台だったことを思い出す。
昔過ぎてストーリー忘れた。
みたら泊まるつもりの重慶大厦(チョンキンマンション)が舞台じゃないすか。
見るしかないと思ったけど、ネット探しても落ちてなく、残念。
近所にTSUTAYA欲しい。

香港

で出国。

朝7時に桃園空港発だから、えーと、、朝4時半出発!
殆ど寝れず。

でも結局6時前に手続き終わった。こんな時間だから空いてるなあ。早過ぎた。

今回はキャセイパシフィック航空。エコノミー椅子が最新のシェル型でリクライニングしても後ろに倒れない奴。
広い、広い!いいなあこれ。

あっという間の1時間半で到着。
近すぎて映画も見れない。

携帯ショップ

で、着いたらやることといえばプリペイドSIMカードの購入。
ネットで事前に調べた出発ロビーにある「3」というブランドの店に。

お兄ちゃんにプリペイドSIMくれって言ったら、機種は?って聞かれて、iPhone4って答えたら、iPhone4用はないよって。

ええ!!
まじっすか。
MicroSIMのプリペイド置いてないってこと??

うーん事前に旅情報を全然調べてきてないのでネット使えないと凄く困るんですけど。。
セブンイレブンならあるかもと。
セブンイレブン行ったら使い放題じゃないっぽいのはあった。ドラクエっぽくなってきた。

香港警察

マシンガン見ると外国って感じがします。

お金

アメックスでキャッシングしようとしたら、空港内のキャッシュディスペンサーでアメックス使えないでやんの。
持ってきたちょっとの台湾ドルを香港ドルに変える。
派手だぜ。
10ドル紙幣はポリマー樹脂製という紙幣マニアにはたまらない一品。

香港エクスプレス

空港内の同一階で直結!
桃園も成田も見習ってほしいものです。
しかも、駅降りたら各ホテルへの無料バスが目の前に。しっかりしてる。

さてさて、香港市内に着いたもののお金は下ろせねーし、SIMカードはねーしで、どうしよう。
とりあえず、船が見えるので船に乗る。安直。

アップルストア

人は何故アップルストアを見ると撮ってしまうのだろう。
ここは夜きれいだと思う。

海辺

金にものを言わせてか、海辺全部大工事してた。
完成した暁には凄いことになりそう。

船の券売機

乗るとこわかりにくい。さっきの香港エクスプレスと大違い。

はい、船の券売機こわれてるー。
外国っぽいね。
紙幣が入らずコインだけしか駄目。
紙幣が使えず、どうしようもないので、後ろに並んでた地元の香港娘に譲る。
そしたらそのあとコインをわざわざ持ってきて、札を崩してくれた。

優しいじゃないか香港人。
ちょうど2週間前に香港に遊びに行った同級生のスイス人が、香港人は台湾人より親切じゃないぜーって言ってたけど、ウソ決定。

そしてこの紙幣使えないトラップにあとから来る外人全員引っかかってた。

船

船は夜乗るものだね。
昼はいまいち。

金持ちビル

なんか観光名所っぽい古いビル。を改造しておしゃれにして高級ブランドが入ってるビル。

ペニンシュラ

有名なペニンシュラ。ロールスロイスとBMWとか。

重慶大厦(チョンキンマンション)

重慶大厦(チョンキンマンション)という深夜特急にも出てきた安宿がいっぱい入ってるビル。
ネイサンロードという一番栄えてるらしい通り沿い。

え?って感じ。もっとボロい怪しいビルかと思ってたのだけど。。。

重慶大厦(チョンキンマンション)

しかし入ると確かに怪しかった。
黒人とインド人だらけ。
これは俺、インド行けねーな。雰囲気恐い。
失礼ながらインド人の目ってギョロギョロして恐いと思った。
でもあとで、どこかで金持ちのインド家族見た時、全然そんなことなかったから、金持ってないインド人だけがギョロギョロしてるっぽい。

ここの1階は外人向けのいろんなモノ売ってる小さな店がいっぱいあって、その中でSIMカード売ってる店もあった。98ドルのと298ドルの2種類。けど、ごめんなさい。怪しいので無理です。
市内の「3」の店を捜すことにする。

そしてこのビルの上に安宿が何十件も入っているのだけど、ネットで事前に見てたリストがネットに繋がらないので見れない。これ
重慶大厦の宿・全リスト

さらにはお金を下ろしてないことに気づいた。
仕方が無いのでまずはネット繋げて、お金下ろして、それからチェックインすることにする。

竹

香港でも中国と一緒で足組みは竹。
器用だ。

実は前日に地図が欲しかったの深夜特急のほかに、まっぷるの香港マカオ編も買っていたのだった。
ネットに繋がるならいらないのだが、繋がらないので活躍することに。
うーん、アナログって大事。デジタルってやっぱり人間味がないよねーって一人旅なので、誰にも言えずさみしい。

閉まってた店

で、まっぷるに従って香港の釜めし「ボウチャイファン」がおいしい店に来てみたら閉まってた。
おいアナログ何してくれてんねん。と思ったら夜からってちゃんと書いてあった。

公園

行くとこがわかんないので、おじさんに混じり、公園でまっぷるとにらめっこ。

不動産価格

高い?

店構え

まっぷる情報を元に美都餐室という店に行く。

香港の焼きそば

うまいが、台湾でも食える気がしてならない。
ちなみにみんなまずは広東語、北京語はオマケということにこの辺で気付く。

香港の地下鉄

ホームドアがガラス張りでかっこいい。
なぜ外国の鉄道設備はいちいちかっこいいのか。日本のコスト重視のしょぼいホームドアは嫌いだ。
社内アナウンスは広東語、英語、北京語の順。
ちなみに台湾地下鉄だと、北京語、台湾語、客家語、英語の順。

携帯屋

なんか携帯いっぱい売ってるって聞いたから来てみたけど、プリペイドSIMは売っておらず。
ほんとに新品中古の携帯だけ売ってる。

でも近所に「3」があったので、聞いてみたら、ないって言われる。
ないってなんだよ。ヤル気出せよ。

あと、結局キャッシュディスペンサーもどこもアメックス受け付けてくれず。
奇跡的にVISAカードもあることに気づき、なんとか下ろせた。
中国でアメックス嫌われてんのかなあ。
やはりこれからはギンレイ(銀聯)カードなのか?

女人街

なんか歩いてたら見つけた女人街というとこ。偽物いっぱい。

女人街

人気のブランドのヘッドホン。
いくらって聞いたら、300香港ドルって言ってた。
これ以降、これしてる人全部偽物に見えた。

二階建てバス

疲れたのでバス。
旅先でバスに乗ると必ず違うとこに行くという法則に従い、やはり、遠くに連れてかれる。

看板

この看板が張り出してるのは香港らしい、のだが、基本張り出してるのはキャバクラみたいなとこの看板。

風俗

やはり海外で風俗っぽいのを見つけると注目してしまうのは否めない。

インド人

プリペイドSIMを仕方なく、重慶大厦で怪しいインド人から買うことに。
やっぱりMICROSIMはなくて、あと、パケットし放題なのかよくわからないから、パッケージと睨めっこしてたら、まだ買うって言ってないのに、パッケージびりびり開けちゃってSIMカッターで切っちゃって、俺の携帯を取り上げて入れようとする。
買わないって言ったらどうする気なんだろう。

あとややこしいことに俺の携帯はGEVEYの下駄入れてるので、SIMカッターで切ったあと、またちょっと削らなきゃなんだけど、インド人不器用だから、ずーっと時間かかってもう大変。
結局98ドルの買ったけど。

SIMカードの仕組みがわかった。
98ドルで、データ定額が1日28ドル。だから通話しなければ、3日分使えるってことだ。

そして繋がったので、宿さがしにゴー。
しかし、この日は土曜日、なんと重慶大厦の宿はどこもいっぱい。
うーん困った。

安宿

そーいえば日本人宿があるみたいなのを事前に読んだ気がして、ググる。
あーネット便利。
電話したらドミトリーなら開いてるとのこと。
1泊90香港ドル。安すぎねーか?

安宿

不安ながら部屋見たら全然ましなので、ここでOK。というかもう選択肢はない。

安宿

外から見たらボロい。が、台湾で住んでる俺の家の外見のほうがまだボロいので全然ダイジョウブ。

男人街

宿から歩いて男人街に行けた。
夜市は値切るのが楽しいのだが、別に欲しくなるようなものがまったくない。
うすうす気づいていたが、深夜特急の時とは時代が違う。
なんか全然魅力がない。というか台湾住んでると駄目だ、中国風のことにまったく新鮮味がない!

香港街並み

香港ぽいんだけどね。
そして香港空港着いた時、おしゃれだと思ったけどいまはそうじゃない気がしてる。
もっと大事なのはまだ街でカワイイ子見てない。
香港にカワイイ子いない説が浮上しだす。

あと街中になんでこんなに両替屋があるんだろう?

交通事故

二階建てバスとロールスロイスという香港ならではの組み合わせで、事故。
ロールスロイスが外から曲がろうとして、二階建てバスがどーん。

後ろに乗ってたセレブは大衆の視線に耐え切れず歩いてどっか行ってしまいました。

で、このあと、地元の女の子と合流。
この人は台湾で言語交換してた人に香港行くって言ったら、日本留学時代の友達が香港にいるから会ってきなよと紹介された人。
台湾人は何処かに行くというといつも人を紹介してくれる。面白い文化である。

ブルース・リー

で、香港で唯一知ってた観光名所ブルース・リー像。

夜景

夜景ショー。綺麗なんだけど、意外に地味なのと長いんで後半飽きる。

二階建てトラム

香港人おすすめの店へ、トラムに乗ってご飯食べに行く。

二階建てトラム

車体が思った以上に細いし、線路があまりに雑なのでガタガタ。倒れそう。

食器を洗う

食堂で、テーブルに着くや、熱湯が出てきて、箸やら皿やらを殺菌しだす。
これが香港では普通だとか。
客は店を信用せず、店は信用されないことがわかっている素敵な関係。

広東語でやり取り

この人が香港人のリズ。
広東語と英語と北京語と日本語ができる。

イギリスから香港返還前に学校にいたので、授業は英語で、北京語は習ってなかったそうな。
でも返還の日以降は、先生総入れ替えで、授業は北京語になったそう。
なので、世代によって、英語と北京語の出来具合が違うそう。
なんか国に左右されて、楽しそう。

注文は当然広東語。
もうジャッキーチェン映画見てるみたい。一ミリもわからない。
あ、ジャッキーチェン映画見てくるの忘れた。

香港料理

うまいけど、中華は二人だとやはりいろいろ食べられない。

香港の栄えてる所

まったくリズ任せで一番栄えてるとこに連れってってもらう。
タイムズスクエアみたいなとこだそう。

香港スイーツ

最後に香港スイーツを食べる。
台湾でも食べれそうだったが、それは言わない約束だ。

で宿に帰ったら、臭い。
誰かの足の臭いが臭すぎる。
各国でドミトリーに泊まったことはあるが、こんなのは初めてだ。
日本人オーナーの宿なので客は全員日本人のはず。
日本人の足は臭いということで1日目終わりました。

→ 2日目に続く